うなぎの産地は気にする?

【2018年2019年版】土用の丑の日(どようのうし)|doyo-no-ushi.org

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うなぎの産地は気にする?

うなぎの産地は気にしますか?
私は中国産か国産かを気にします。やはり中国からのものはちょっと・・・。という思いがあって(笑)
以前中国の養殖から出荷までの流れをテレビで見たのがきっかけかも・・・。

 

大手スーパー等がお抱えで管理しているとはいえ、水自体に地元のひとが不安を覚えているくらいの国で、水が大事なうなぎの養殖ですから心配ですよね。
そもそも、日本でも産地偽装等がありましたが、国産の産地に関してまでは何の知識もありません。

 

シラスと言われるうなぎの稚魚が不漁で価格が高騰し続けているというニュースを観ました。

シラス漁の風景を観て愕然としました。

 

波打ち際で夜灯りをつけて寄って来るシラスを捕る為にタモ(網)で地道に救って中身をじっくり観て、シラスがいたらバケツに入れるという作業を延々としています。

 

300?500匹捕れたら良いほうで、1晩通しでやってやっと2匹とか、全く捕れないとかもあるそうでその状況を観ていると絶滅危惧種になってしまうと騒いでいるのもわかります。というか、そんな貴重なものを食べていて良いのか?といささか疑問に感じます。昔は一晩で3000匹も捕れたとか・・・そもそもその時点でちょっとやばかったのでは・・??。

 

うなぎの産地とは、その希少な稚魚が養殖地へとわたり、出荷サイズになる時まで一番長くいた場所が産地となるそうです。

 




水中のうなぎ

国内ではハウス養殖が一般的で、中国、台湾は路地池での養殖が一般的だそうです。ハウス養殖の場合は水温の管理の技術やノウハウで水質の管理がされ、うなぎに対して最適な環境を作って行きます。

 

うなぎは、生物が生息できる水なら海でも河でも池でも湖でもいきていけるようです。かなりタフな、いや、鈍感な生き物なのかもしれませんね(笑)

 

それ故に、悪い環境でもそれなりの見た目に育ってしまうので恐いのかもしれません。

 

スーパーでのラベル表示は、養殖地を表す法的な表示です。国産の場合も、産地だけ信用しても、養殖家の腕が一律ではないですから、その中で大きな差があるようです。何処どこ産だから美味しいと思い込んでいても、実は品質が良く無い事もあるのです。(怖いですよね・・・)

 

年間通してのうなぎの品質の安定は難しいようで、良いウナギ屋は、季節によって浜松、鹿児島・・・とうなぎ自体の善し悪しで判断するのだそうです。
産地のブランドイメージで消費者やスーパー等の大量仕入れをする思い込みが、産地偽装で儲けようとする発想を生むのかもしれませんね。

 

私達が見た目で良いうなぎを見極められれば良いのでしょうが、お店で器に入った状態か、パックの中のうなぎしか観れないので難しいですね。