うなぎは淡水以外でも生きています。





意外に知られていないウナギの生態

うなぎちゃん

■ウナギは実は南国生まれ!?

ウナギは古来から日本人に親しまれてきた食材ですが、詳しい生態はいまだ謎の部分が多いと言われています。
ウナギは各地の湖や河川に住む淡水魚ですが、体内調節が得意なため淡水だけでなく、海水でも生きることができます。

 

ウナギには「降河回遊(こうかかいゆう)」という習性があり、海で生まれた稚魚は長い旅をして日本までやって来ます。そこから川をさかのぼり、住み心地のいい場所を探して成長します。

 

つまり、淡水魚と思って、湖や河川で一生を過ごすと思っているうなぎは、実は海と川を行き来しているのです。

 

一定期間を日本の川で過ごすと、再び川を下って生まれた海に帰り、産卵をして一生を終えます。

 




ウナギは変態!?

ウナギの産卵場所は日本から約2000kmも離れた、グアムがあるマリアナ諸島の沖合いと言われています。卵から孵化したウナギの幼生はレプトケファルスと呼ばれ、私たちの知るウナギとは程遠い柳の葉っぱのような姿をしています。

 

まだ自力で泳ぐことはできず、海流に乗って浮遊しながら日本へと向かってきます。

 

レプトケファルスは日本に来る頃には、葉っぱのような姿からウナギらしい姿に変態し、シラスウナギと呼ばれる稚魚になります。形は成魚に似ていますが、体長は5cm程度で身体も透明です。

 

 

ウナギは陸地を移動することもある!?

淡水魚のイメージが強いウナギ、しかし、実際は大きく異なります。
うなぎは実際、表面にぬめりがあって水分を保つことができ、エラ呼吸と皮膚呼吸の両方ができるため、身体と周囲が濡れていれば陸上でも生きられるというから驚き。地面に湿気があればくねくねと地面をはいながら2〜3kmは平気で移動できるそうです。

 

出口のない湖や池でウナギが見つかるのは、別のばしょから濡れた地面をはってやってきたと考えられます。

 

アメリカではナイアガラの滝をのぼってエリー湖に達したという実例があります。
日本でも栃木県の華厳の滝をのぼって移動したと思われるウナギがいたと報告されています。

 

 

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